東京・名古屋など大都市では弁護士の求人も多いのか?

弁護士は大都市に集中

東京・大阪・名古屋だけで約3分の1の弁護士が集中しています。

日本の弁護士の数は約3万人ですが、東京や大阪、名古屋などの大都市に集中する傾向があり、 3大都市だけで日本の弁護士の約3分の1を占めています。 東京には半数近くの約1万4千人、大阪で約3千7百人、愛知県は千5百人の弁護士がいます。 弁護士になるには新司法試験を受験して合格する必要がありますが、新制度によって 弁護士が溢れ、就職できなくなってきたとのニュースもあります。 誰でも簡単に弁護士になれそうなニュースなのですが、試験の受験回数には制限があります。 新司法試験には法科大学院修了5年以内に、3回の受験しか認められていません。

この期間に司法試験に落ち続けて試験を受けられなくなったら、弁護士にはなれません。 それにいくら新制度で弁護士になるのが簡単になったとはいえ、学費などで相当の金額が 必要になるでしょう。 弁護士の数がこのように偏っているのは、それだけ大都市では弁護士の求人が多いという ことなのでしょうか。 弁護士の就職先としては、最初は弁護士事務所へという人がほとんどでした。 弁護士事務所を開業する場合、資格取得後の新人時代は法律事務所に就職して経験を積み、 先輩からいろいろ学んでから独立するのが今までの流れでした。 資格取得後にいきなり独立開業する人もいますが、多くはありません。 しかし近年弁護士の飽和状態といわれるようになってくると、企業に就職してその能力を 生かしている弁護士もいます。